7月3日(日)44名の皆様にご参加いただき、市川こども食堂ネットワーク総会を開催いたしました。その様子をご報告いたします。
日時:2022年7月3日(日)14時~16時
開場: KeiyoGAS Community Terraceてらす
【1部】
■開会宣言
副会長兼塩浜こども食堂冨家さんより開会宣言。
こども食堂は多くの方からご寄付をいただいていて開催していることや、本総会はご協力いただいた方へのお礼の気持ちを込めて開催しているとの話がありました。コロナ以前は毎年総会を行っていましたが、コロナ禍のため3年ぶりの開催となりました。
■田中市長ご挨拶
市長より、8つのこども食堂への予算の話、子ども達が食事できないという状況があってはいけないという思い、こども食堂の活動の輪の広がりを願う応援とねぎらいの言葉をいただきました。
■市川市役所様ご挨拶
市川市役所子ども政策部の皆様からご挨拶いただき、こども食堂へのご理解、ご協力のお話をいただきました。
■石原市議ご挨拶
石原市議からご挨拶いただき、こども食堂の活動へのご理解や応援、田中市長のご尽力についてお話いただきました。
■ネットワークの説明と代表挨拶
ネットワークの成り立ちや、コロナ禍以前と現在の相違点、現在のネットワークの状況について等説明がありました。
■各拠点の近況報告
1,地域の学び舎プラット
お弁当付き学習支援を行っている。時間を短縮したりお弁当を持ち帰ってもらう形にしたりとコロナ対応を行いながら開催している。お子さんだけで学習に来られる形で、メインは中学生。8割程度のお子さんが継続して通っている。40~45食程度提供している。
2,市川南子ども食堂
2019年10月から開催。コロナ前は自治会館で参加者の方が遊んだり食べたりしていたが、コロナ禍になり、すぐ近くの神社で、コロナ対応のため外で開催するようになった。お弁当持ち帰りのためメニューを持ち帰りやすいものにするなど工夫している。外なので真夏や真冬は中止。自治会長が協力してくれて花火を行ったこともある。
3,東菅野つなぐ食堂@ぶらっとhome、移動つなぐ食堂@本光寺
地域のみなさんがぶらっと来られる場を作りたいという思いで、2017年にこども食堂を立ち上げ、コロナ前は事務所内で小さいお子さんから大きいお子さんまでいらして遊びの場でわいわい行っていた。コロナ禍になり、対策のためお弁当配布という形をとる。本光寺の駐車場でも行っている。こちらはシニアが多い。
4,鬼越つなぐ食堂
2020年12月から開催。お弁当配布している。当初は用意した50食が余っていたが、鬼越町会の掲示板に貼ったりポスティングしたり伝える活動をして、現在お弁当は1時間以内になくなる状況。学習支援や居場所づくりを検討。立ち上げの相談を受けることもある。コロナ禍で学級閉鎖・給食中止で余った食材を配布したこともあり、橋渡しできていることを実感。
5,きずなレストラン
2021年8月からスタート。コロナ禍になっていたためお弁当を配布する形で開始。食を通してつながりを持ちたい、栄養あるものを届けたいという思いで手作り弁当を渡している。材料費が高騰しているが、なるべく安く美味しくということを考えて工夫している。共働きのお母さんや独居高齢者の方に助かると喜んでいただいている。今後、小さいお子さん連れの親御さんや学校に行きづらいお子さん向けの昼間の居場所や子育てサロンを考えている。
6,市川大野こども食堂ふれあいひろば
2020年7月より開催。こどもとのふれあいの広場を行っている。ネットワークの補助金を大切に使って運営している。調理体験では自分で調理したものを自分で持ち帰る。社協さんやネットワークからの食材の配布も行っている。ありがとうと言われることがスタッフの喜びややりがいにつながっている。協力者の皆様からの寄付でその機会が得られているので御礼申し上げます。
7,塩浜こども食堂
行徳高校前でのお弁当配布は1年3~4か月行っていたが、定時制高校廃止に伴いお弁当配布も廃止。現在はハイタウン塩浜での学習支援、読み聞かせ、フードパントリーのみ継続している。学生ボランティアによる学習支援の他、アレルギーの講演なども行っている。コロナ禍の社会情勢を鑑み、集会所が閉鎖しても継続して行えるよう、外で配布を行っている。
8,行徳こども食堂
地域の方の交流の場となることを目指し2016年から活動。以前は塩焼で行っていたが、2020年12月現在の行徳に移転。コロナ対応でお弁当を配布する形で活動。17時から学習支援、18時10分からお弁当配布。50食用意して18時30分ころにはなくなる。お弁当がなくなったら寄付していただいたレトルト食品等を配布。フードパントリーも行っている。こども達の長期休みには施設内で飲食を行うこともある。支援者にご協力いただき時々アルバムづくりのワークショップを開催し、こども達が楽しんでいる。
【2部】
■こども食堂の始め方
市川こども食堂ネットワーク代表の渡邉さんより、立ち上げを考えている方へ、よく聞かれる運営などについて説明。
ボランティアなので楽しく細く長く続けること、届け出やボランティアの集め方、場所、運営費、参加者の募り方など具体的な話をしていただきました。
■協力団体のご紹介
・市川社会福祉協議会様
市役所の方がこんなに来てくれるようになり嬉しく思う。コロナ禍で減収する世帯があり苦しい子がいる現状、そんな子ども達を応援しているこども食堂、そして全学区にこども食堂を!というネットワークの夢を応援したいとお話いただきました。
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市川社会福祉協議会様には傷害保険の加入、のぼり旗の提供、いちかわフードバンクを通して食材食料の提供、定例会議の出席など活動を応援していただいています。ご協力ありがとうございます。
・フリースタイル市川様
まちづくりのNPOとして立ち上げた団体。活動の1つとしてフードバンクがある。仲間を増やし、認知度を上げ、寄付を集めるという活動に尽力している。今後こども食堂ネットワークにも食材をもっと渡していけるよう連携を図っていきたいとのお話をいただきました。
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食材配布の際、フードバンクbyフリスタさんにご協力いただいた食材を活用させていただくこともございます。ご協力ありがとうございます。
・京葉ガス様
備蓄の防災食がこども食堂ネットワークに届いたと聞いている。料理教室を行う設備もあるのでそういったことでも連携がとれるといいと思っているとお話いただきました。
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京葉ガス様には本日の総会開催の場所を無償提供していただきました。綺麗でゆとりのある会場で快適に開催させていただきました。ご協賛ありがとうございます。
・株式会社エヌプランニング様よりオーガニックの美味しいフルーツジュースをご提供いただき、皆様にお土産としてお持ち帰りいただきました。ご協賛ありがとうございます。
本日は、日頃よりご支援いただいている団体様、個人様、立ち上げを考えていらっしゃる皆様に私どもの活動を報告できたことを嬉しく思います。また、皆様より応援のお言葉をいただき大変励みになりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。